無料のツールが、なぜ無料なのか
「無料」と書かれたツールは、大きく3つに分かれます。
どれに当たるかで、使ったあとに起きることが変わります。
- お試しが無料=期間が過ぎると料金がかかる。使い続ける前提なら、先に金額を見ておく
- 一部が無料=基本の機能だけ無料で、続きは有料。保存や書き出しが有料側にあることが多い
- そのまま無料=広告、見込みのお客様との出会い、研究や公開の目的で費用をまかなっている
このページに並んでいる10本は、3つめです。
期間の区切りも、有料の続きもありません。
理由は隠さずに書きます。株式会社Rinを知っていただく入口として公開しています。
使っていただいたあとにAIコーチのアプリや研修を知っていただければ十分で、こちらから売り込みのご連絡はいたしません。
選ぶ前に確かめる5つのこと
ツールを比べるとき、機能の数から見ていくと迷います。
先に見るところを決めておくと、短い時間で選べます。
- 目的が1つに絞れているか=なんでもできるものは、たいてい何も終わりません
- 入れる情報の重さ=名前も金額も入らないものと、評価や経歴が入るものでは、確かめる深さが違います
- その情報がどこへ行くか=次の章に、見分け方をまとめました
- 出てきたものを直せるか=そのまま出す前提ではなく、下書きとして直せる形かどうか
- やめるときに何が要るか=退会の手続きと、書き出しができるかどうか。始める前に一度見ておくと後が楽です
この5つのうち、あとから取り返しがつきにくいのは3つめです。
入れてしまった情報は、消したつもりでも戻らないことがあります。
入力した情報は、どこへ行くのか
総務省の令和8年版 情報通信白書によると、日本の企業で自社の何らかの業務に生成AIを使っていると答えた割合は86.4%でした。
使う場面が増えたぶん、入力した情報の行き先を見る目が要ります。
行き先は3段階に分かれます
- 1 端末の中だけ=ブラウザの中で計算し、どこへも送らない。入力の記録は残りません
- 2 送るけれど、残さない=処理のあいだだけ預かり、終わったら消す
- 3 送って、残す=アカウントに保存され、サービスの改善や学習に使われることがある
個人情報保護委員会は、生成AIサービスについての注意喚起(令和5年6月2日)で、一般の利用者への留意点として利用規約やプライバシーポリシーを十分に確認したうえで、入力する情報の内容を踏まえて判断することを挙げています。
入り口で見るのは、この2つで足ります。
この一覧のツールの場合
AIが相手役になる練習場の2本は、2段階目です。
返事をつくるあいだだけサーバーで預かり、練習を終える(または30分たつ)と消えます。
残る8本は1段階目で、入力した内容はブラウザの中だけで処理されます。
会員登録がないので、そもそも預けるアカウントがありません。
入れないほうがよい情報
行き先が1段階目のツールでも、習慣にしておくと安心です。
- お客様や部下の氏名、連絡先
- 取引先の名前がそのまま分かる案件の内容
- 公開前の金額や、契約の条件
- 健康や家庭の事情など、本人の同意なく扱えないこと
1on1、人事評価、職務経歴書は、もともと実名と評価が入りやすい場所です。
名前を「Aさん」に置き換えても、出てくる文章の質は変わりません。
運営者を確かめる4つのところ
ツールそのものより、つくっている人のほうが分かりやすい手がかりになります。
- 運営者の名前が書いてあるか=会社名も所在地もないサイトは、預ける前に一度止まる
- 特定商取引法に基づく表記があるか=有料の販売をする事業者には、掲げる義務があります
- プライバシーポリシーに、扱いが書いてあるか=送るのか送らないのかが、そこに書かれています
- 鍵マークは、暗号化の印です=通信が守られている印であって、運営者を保証するものではありません
株式会社Rinの分は、特定商取引法に基づく表記とプライバシーポリシーに置いてあります。
同じ見方で、ほかのサービスも確かめてみてください。
出てきたものを、そのまま出さない
AIが書いた文章は、確からしい言葉の並びとして出てきます。
個人情報保護委員会も、応答は確率的な相関関係にもとづいて生成されるため、不正確な内容を含むことがあると注意を促しています。
そのため、下書きと提出物のあいだに、人の手が1つ入ります。
- 事実を直す=日付、数字、固有名詞。ここだけは自分で確かめます
- 言葉を自分のものにする=ふだん使わない言い回しは、読む相手にすぐ伝わります
- 削る=出てきた文章は、たいてい長すぎます
人の評価にかかわる文章ほど、この工程を省かないほうがよい結果になります。
目的ごとに、道具を分ける
1つのツールに全部やらせるより、目的ごとに分けたほうが、情報の行き先も把握しやすくなります。
この一覧の10本は、3つの役割に分かれています。
- 下書きをつくる=1on1の台本、評価のコメント、職務経歴書、会社のホームページ。人が直す前提の土台をつくります
- 自分を知る=価値観軸チェック、強み営業スタイル診断、副業診断。答えを決めるものではなく、考える材料です
- 練習する=AI商談練習場、言いにくいこと伝え方練習場。本番の前に、言葉の出だしをつくります
このほかに子ども家庭福祉のテスト対策があります。
役割の違うものを混ぜて使わないほうが、それぞれの結果を読みやすくなります。
よくある質問
道具は入口です。続くのは、書いたものが残る場所。
ツールは、その日の困りごとを片づけるためのものです。もう少し長い目で、自分が何を大事にして選んできたのかを見たい方へ。アプリ「自分と話すノート」は、その日あったことをひとこと書いていくだけで、8つの価値観軸のマップとして見えてきます。無料ではじめられます。
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