過去のどんな出来事も、いまの自分をつくった力として認めることから、心の成長は始まります。
つらかったこと、嫌だった環境、親からの教育。目を背けたくなる記憶は、誰にでもあると思います。
厳しくされたこと、誰かと比べられたこと、認めてもらえなかったこと、自由にさせてもらえなかったこと。親に対して、いまも複雑な気持ちを持っている人は少なくありません。
それがあったから、いまの性格があり、つらいことを乗り越えてこられた力にもなっている。私は、そう考えています。
親への気持ちは、そのままで大丈夫です。認めるのは、親のしたことではなく、そこを通ってきた自分の歩みです。
ここからは、私自身の話です。
私も、学歴コンプレックスがあります。不登校だった時期もあります。
そこから「しっかりと生きなくてはいけない」「大企業に勤めたい」「成長したい」「出世したい」という思いが生まれました。
コンプレックスから生まれた思いですが、だからこそうまくいったことが、間違いなくあります。
一方で、大企業で働いていたころ、心が疲れて、うつのような状態になったこともあります。
その経験を通して、自分がどんなときに力が出て、どんなときにすり減るのか、自分の特徴が分かってきました。
積み重ねて、成長してきたことは、間違いありません。
この経験こそが、私たちのサービスのいちばんの価値だと考えています。
つらかった経験が、いまの才能や価値観、自分らしさにつながっていることがあります。
そう認められたとき、過去の自分も含めて、自分の人生を愛せるようになっていきます。
すぐに好きになれなくても大丈夫です。時間をかけて、少しずつ認めていくことができます。
つらさが強いときは、ひとりで抱え込まず、信頼できる人や専門家の力を借りることも、自分を大切にする選択のひとつです。