キャリアコーチングを調べ始めると、料金もコース名もさまざまで、どこから比べればよいか迷います。
この記事では、7社の公式ページで確認した料金と、相談の目的・支援の範囲・続け方を比べる手順をまとめます。
申し込むかどうかを決める前に、自分が相談したいことと、見積もりで確認することを分けられる状態を目指します。
掲載情報の確認日は2026年9月10日です。
金額を確認できたものは通常料金を記載し、確認できなかったものは相談時の確認項目にしています。
運営元の株式会社Rinもコーチングと「自分と話すノート」を提供しており、その選択肢は記事の後半で案内します。
この比較は各社の公式情報を整理したもので、利用体験による順位づけではありません。

キャリアコーチングで相談したいことを先に分ける

同じ「キャリアの相談」でも、仕事選びの基準を整理したいのか、応募書類を仕上げたいのかで、必要な支援が変わります。
サービスの名称だけで選ぶ前に、今止まっている作業を一つ書いてみてください。
自分の判断を整理したいのか
「今の会社に残るか迷う」「強みをどう言葉にすればよいか分からない」ときは、経験や価値観を整理する対話が候補になります。
転職をまだ決めていないなら、転職しない選択も扱うコースかを確認します。
対話の回数だけでなく、その間に何を考え、何を試す設計なのかも見ておきます。
応募や転職活動を進めたいのか
応募先の検討、職務経歴書、面接準備が目的なら、それぞれが支援に含まれるかを確認します。
求人紹介が必要な場合には、求人を扱うサービスかどうかも別の確認事項です。
「キャリアコーチング」という名前だけで、求人紹介や応募の代行まで含まれるとは判断できません。
相談のテーマが曖昧でも準備はできる
最初からきれいな目標にまとめる必要はありません。
「今困っていること」「変えたくない条件」「まだ分からないこと」を分けて持っていく方法があります。
相談を通してテーマを絞る支援があるかを聞けば、曖昧な段階から始められるか判断できます。
キャリアコーチング7社の料金と確認ポイント

以下は公式ページで確認した掲載額です。
分割払いの月々の金額や期間限定の割引は、通常のコース料金とは分けて考えます。
金額の大小だけでは、面談・課題・添削・相談対応の範囲までは分かりません。
| サービスと公式情報 | 掲載料金 | 追加で確かめたいこと |
|---|---|---|
| ポジウィルキャリア | コース539,000円・767,800円・1,133,000円。別途入会金55,000円。いずれも税込 | 3カ月・4カ月・6カ月の各コースの支援内容と、自分の目的との対応 |
| マジキャリ | キャリアデザイン594,000円、キャリア実現880,000円、安心転職1,180,000円。別途入会金55,000円。いずれも税込 | 面談10回・15回・20回と、90日・140日・250日の支援期間 |
| キャリドラ | 総額と追加費用は公式窓口で確認 | ハイキャリア・エキスパート・プロフェッショナルの各コースで受けられる支援 |
| きづく。転職相談 | 強み発見77,000円、キャリアデザイン220,000円、転職サポート264,000円、安心転職サポート407,000円。別途入会金33,000円。いずれも税込 | 2回・5回・6回・10回の面談と、相談対応の期間 |
| ミートキャリア | キャリアプランニング・転職対策は各385,000円。別途入会金55,000円。いずれも税込 | 各60日の支援内容、利用するコースと現在の受付状況 |
| ライフシフトラボ | 個別説明会・セミナーで料金を案内 | 転職・複業など相談目的に合うコース、総額と支援期間 |
| coachee | キャリア相談プランは1,000円から。個々のプランで料金を確認 | 担当コーチ、相談時間、単発か継続か、対応するテーマ |
期間のあるコースと単発相談を分けて比べる
ポジウィルキャリアやマジキャリなどの継続コースと、coacheeの個別プランでは、比較する単位が違います。
継続して振り返る相手が必要なのか、一つの論点について相談したいのかを先に考えます。
単発の金額を長期コースと並べて、安さだけで支援の中身まで判断しないようにします。
たとえば、職務経歴書について一度意見を聞きたい場合と、数カ月かけて働き方を見直したい場合では、必要な時間が違います。
一つの相談で足りるか分からなければ、最初の面談後に継続を決められるかも確認できます。
入会金を足した金額を手元に書く
例として、ポジウィルキャリアのキャリアデザインは、掲載コース料金539,000円に入会金55,000円を足すと594,000円です。
きづく。転職相談の強み発見は、77,000円と33,000円を足すと110,000円になります。
これは掲載額から記事側で計算した金額で、個別の割引や追加費用を反映した見積額ではありません。
支払い方を分割にするときは、支払回数、手数料、最終的な支払総額を同じ紙に書きます。
「月々いくら」という数字と、コースが続く月数は別の情報です。
受講が終わったあとにも支払いが続くのかまで確認して、自分の生活に無理のない範囲を決めます。
金額が分からない欄は推測で埋めない
キャリドラとライフシフトラボについては、この表に古い比較記事の金額を転記していません。
候補に入れるなら、希望するコースの見積もりを取り、同じ条件で比較します。
料金の説明を受けることと、契約を決めることは別の段階として扱えます。
見積もりには、面談回数、利用期限、延長や追加面談の料金も記載してもらうと、あとから読み返せます。
分からない項目が残ったまま合計だけを比べるより、空欄の理由を解消してから選ぶ方法が向いています。
キャリアコーチングを料金以外で比べる4つの軸

総額と一緒に、支援の内容を比べます。
候補を二つか三つに絞り、同じ質問をすることで説明の違いも分かります。
面談の間に何をするか
面談の長さと回数だけでなく、事前課題、記録、次回までの行動を確認します。
課題に使える時間が少ない時期なら、量を調整できるかも大切です。
1回あたりの料金は計算できますが、その数字だけで支援の質は判断できません。
転職を前提にするか
会社を辞めるかまだ決めていない人と、応募先が決まっている人では、相談の進み方が変わります。
「現職に残る結論になった場合、何を支援してもらえますか」と聞くと、自分の状況に引き寄せて確認できます。
コースの説明が転職活動中心なら、自己理解や社内での行動まで扱うかも聞いてみます。
担当者との進め方が合うか
説明を聞いた担当者と、実際に支援する担当者が同じかを確認します。
話す速さや問いの出し方が合わないと感じたときに、伝えられる窓口や変更の仕組みがあるかも見ておきます。
相性が合わないことを、自分の努力不足として引き受ける必要はありません。
支援の範囲と利用期限
チャット相談がある場合も、返答の目安、扱う内容、利用できる期間を確認します。
職務経歴書の添削や面接練習は、コースに含まれるものと追加になるものを分けます。
面談を延期したときの扱いも含め、忙しい週があっても利用できる設計かを見ます。
40代でキャリアコーチングを選ぶときの確認事項

仕事以外の役割や生活の条件も含めて考えたいときは、相談できる範囲を確認します。
ここでは、40代で申し込む前に確かめておきたい3つをまとめます。
40代向けをうたうコースは目的が「複業」の場合がある
ライフシフトラボの複業コースのように、40代向けとして案内されるコースが、転職ではなく複業を目的にしていることがあります。
自分が求めているのが転職なのか複業なのかを、先に整理しておくと選びやすくなります。
転職を前提にしないコースがあるか
40代では、転職以外の選択肢を検討したい場合もあります。
その場合は、転職前提のコースではなく、選択肢を広げる目的のコースを探すことになります。
コース名だけでなく、実際の対話の進め方を無料相談で確かめておくと安心です。
家族と生活の条件を先に置いてから決める
家族のケア、生活費、通勤など守りたい条件がある場合は、それも相談の材料になります。
コースを選ぶ前に、譲れない条件を自分の中で言葉にしておくと、対話の時間を有効に使えます。
条件を言葉にする作業は、コーチとの対話が始まる前に1人でもできます。
大人になってからの自己分析の進め方は、大人の自己分析のやり方で扱っています。
キャリアコーチングの無料相談で使える比較メモ

説明を聞く前に、空欄の比較メモを作っておきます。
その場で評価を決めるより、説明を受けた事実と自分の感想を分けて書く方法です。
以下の項目は、相談先にそのまま尋ねられます。
| 聞く項目 | 質問の例 | 自分の記入欄 |
|---|---|---|
| 相談の目的 | まだ転職するか決めていません。この状態から何を進められますか | 今いちばん整理したいこと |
| 支援の範囲 | 面談以外に何が含まれますか。追加料金になるものは何ですか | 含まれるもの・含まれないもの |
| 担当者 | 実際の担当者は誰ですか。進め方が合わない場合は相談できますか | 担当と連絡先 |
| 日程と期限 | 忙しい週や体調不良で延期するときはどうなりますか | 面談できる曜日・利用期限 |
| 費用と契約 | 入会金や手数料を含む支払総額と、中断時の条件を確認できますか | 総額・確認が残る点 |
感想は説明のメモと分けて書く
「話しやすかった」は、自分にとって大切な情報です。
ただし、それだけでは支援内容や支払総額までは確かめられません。
話しやすさは感想欄に、料金や面談回数は事実欄に書き、片方だけで決めないようにします。
反対に、分からない言葉が多かったときも、一度質問し直してかまいません。
質問への答えが自分の言葉で説明できるかを、比較の材料にできます。
答えが持ち帰りになる項目は、返答をもらう方法と時期を確認します。
決める前に持ち帰る条件を作る
家計や予定との照合が必要なら、その場で申し込まずに確認する時間を取ります。
割引の期限だけで判断せず、通常料金でも必要と感じる支援かを考えます。
成果の説明があるときは、対象者や集計条件、自分と条件が違う点を聞きます。
契約書面の解約・返金条件について分からない点があれば、説明を求めてから判断します。
説明を受けた内容と書面が一致しているかも、契約前の確認事項です。
有料コースの前にできる経験と条件の整理

相談に何を持っていくか迷うなら、最近の経験を三つだけ振り返ります。
成功体験に限らず、やりにくかった仕事や、続けたいと思った場面も材料になります。
記憶が曖昧な部分は、推測で埋めずに空欄にしておきます。
出来事と自分の行動を分ける
説明用の架空の例では、「会議が長引いて疲れた」という出来事に対し、「論点をまとめて確認した」という行動を書きます。
次に「準備の時間がほしい」「整理する役割を増やしたい」など、気づいた希望を書き添えます。
一つの出来事だけで、自分の適職や性格を決めつけるための作業ではありません。
複数の場面を並べると、同じ希望が出てくるか、環境によって変わるかを確かめられます。
相手の氏名、顧客情報、勤務先の秘密情報は書かず、自分の行動と判断に置き換えて記録します。
守りたい条件と試せることを分ける
生活費、働ける時間、勤務地などの条件と、職種や役割への関心は別の欄に書きます。
守る必要がある条件を無視して、理想だけで結論を急ぐ必要はありません。
現職で試せる小さな行動があるなら、相談の前後で確かめる選択肢にもなります。
条件の整理から始めたい方は、価値観を見つける方法も参考にできます。
職歴や学びを様式に沿って整理する場合は、厚生労働省のマイジョブ・カードでキャリアプランの作成や相談に関する案内を確認できます。
1人で書く時間と人に相談する時間を使い分ける
すぐに結論を出さず、数日おいて同じメモを読み返す方法もあります。
それでも同じところで止まるなら、「何が分からないか」を相談の最初に伝えます。
1人で整理しきってからでなければ相談できない、ということではありません。
記録と対話を続ける場所として、自分と話すノートを無料で始めることもできます。
ノート、価値観のマップ、AIコーチとの対話を使って、自分の言葉を残しておくための選択肢です。
人と話しながら継続の進め方を考えたい場合は、株式会社RinのSHIFT6無料相談(30分)で相談できます。
キャリアコーチングを選ぶときによくある質問

料金が高ければ自分に合う支援を受けられますか
金額だけでは判断できません。
相談したい内容が含まれるか、担当者との進め方、課題に使える時間などを合わせて確認します。
追加の支援が多いコースでも、今の自分には必要ない内容が含まれる場合があります。
転職しないと決めていても相談できますか
対象はコースごとに確認します。
今の職場で役割を変えたい場合や、働き方の条件を整理したい場合は、その希望を最初に伝えます。
転職の意思がないことを隠して説明を聞くより、必要な支援があるかを確かめやすくなります。
無料相談だけで方向性を決めてもよいですか
話した結果、自分で進める方針が決まることもあります。
一方、無料相談で分かる範囲や、コース説明が含まれるかは相談先によって異なります。
有料コースの契約を判断する場なのか、具体的なテーマの相談時間なのかを事前に確認します。
まだやりたいことがありません
やりたいことを一つに決めてから申し込む必要があるかは、コース次第です。
今の仕事で続けたい部分、変えたい部分、判断できない部分を持っていくと、相談の入口になります。
日々の経験から考えたいときは、大人の自己分析の進め方も確認してみてください。
一度話して合わないと感じたらどうしますか
その場の違和感を無理に打ち消さず、どの進め方が合わなかったかを書いてみます。
説明の不足なら追加で質問し、担当や方針が合わない場合は他の選択肢とも比べます。
継続を始めたあとの変更・中断の条件は、始める前に確認しておきます。
相談したいことと比較の空欄を一つずつ書く

キャリアコーチングを選ぶときは、相談の目的、支援の範囲、総額、続けられる日程をそろえて比べます。
7社の価格表は候補を絞る入口として使い、確認できない料金や条件は直接聞いて埋めます。
今日できることは、「今整理したいこと」と「まだ確認できていないこと」を一つずつ書くことです。
そのメモがあれば、コースを選ぶ場合にも、自分で整理を続ける場合にも、次に何をすればよいか決めやすくなります。
著者:鶴田洋(株式会社Rin代表)



コメント
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[…] キャリアコンサルティングを行うしくみを導入している事業所は48.4%です(常用労働者30人以上の事業所が対象)。まずは自分の会社にそうしたしくみがあるかを確かめ、なければキャリアコーチング おすすめ7社の料金比較で外部の選択肢を見ておく、という順番でも遅くありません。社内にあるかどうかを知らないまま外を探し始めるより、まず足元を確かめるほうが早道です。 […]