上司との面談で確認したい評価基準とキャリアの質問20

上司との面談で 確認したいことを整えるのアイキャッチ

来週、上司との面談があるけれど、何を話せばいいのか分からない。

そう思って検索している方に向けて、この記事を書いています。

面談の場でよく聞かれることと、こちらから聞いておくと持ち帰るものが増える質問をまとめました。

もし「面談の予定はあるけれど、何を準備すればいいか分からない」と感じているなら、最後まで読んでいただく価値があると思います。

目次
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評価やキャリアについて上司と話す面談の準備

この記事は、上司から面談を受ける側に向けて、評価の基準を確かめることと、これから担いたい役割を相談することを扱います。前期の実績をどう見てもらうか、評価の差をどう尋ねるか、異動や新しい仕事の希望を何から話すかを整理します。

日々の短い1on1で話題が浮かばない場合は、部下側が1on1で話すことにまとめています。今回の面談がどちらの目的なのか、最初に案内を確認しておきましょう。

手帳に「面談メモ」と書かれたページを開き、いくつかの箇条書きが並んでいる手元のイラスト

面談で上司から聞かれることが多い3つのテーマ

面談のテーマは会社によってさまざまですが、多くの面談に共通して出てくる話題があります。

テーマ1 いまの目標の進み具合

いま取り組んでいる目標が、どこまで進んでいるか。

進んでいない場合は、何が妨げになっているか。

数字で答えられる部分は数字で、数字にしにくい部分は具体的な場面で答えると、伝わりやすくなります。

テーマ2 成果を出すうえで困っていること

業務量、役割の重なり、判断を待っている点など、目標に取り組むうえでの困りごとも材料です。「いつ何が起き、どんな影響があるか」を書きます。

自分の希望があれば添えますが、解決策まで用意できなくても相談して構いません。「どこから整理すればよいか一緒に考えてほしい」も相談の目的になります。上司の役割に関わる調整まで、1人で引き受ける必要はありません。

テーマ3 これから何をやりたいか

短期的な目標だけでなく、半年後・1年後にどうなっていたいかを聞かれることもあります。

答えが固まっていなくても構いません。

「まだはっきりしていないが、いまはこの分野に関心がある」という、いまの時点の率直な状態を伝えるだけでも、面談の材料になります。

聞かれることの一覧

テーマ 聞かれる内容の例 準備しておくとよいこと
目標の進み具合 数字の状況、妨げになっていること 具体的な数字と場面
困っていること 業務量、人間関係、進め方 困りごと+自分としての希望
これからやりたいこと 半年後・1年後の姿 いまの時点での率直な関心
ノートに矢印を引きながら「いま」から「半年後」へと考えを整理している手元のイラスト

評価とキャリアについてこちらから聞く質問20

全部を聞く一覧ではなく、今回の目的に合うものを選ぶための20問です。まず「評価の理由を知りたい」「今後の役割を相談したい」など目的を一つ決め、必要な質問をメモにしておきます。

評価対象と基準を確かめる質問

  • 今回の評価期間と対象になっている役割を確認できますか
  • 期首に決めた目標のうち、今回重く見ている項目はどれですか
  • 結果だけでなく、取り組み方を判断する基準はありますか
  • 期中に担当が変わった部分は、どの範囲で評価されますか
  • 成果を確認するために、追加で示したほうがよい記録はありますか

自己評価との違いを確かめる質問

  • この項目の評価につながった具体的な行動を教えていただけますか
  • 私が示したこの実績は、どのように扱われていますか
  • 自己評価と差がある点について、期待との差を確認できますか
  • 条件の変更や周囲の支援の影響は、どう見ていますか
  • 事実の認識に違いがある場合、どの手順で確認できますか

今後の役割とキャリアを相談する質問

  • 次の期間に、私に期待する役割は何ですか
  • この仕事へ関心がありますが、担当するために必要な経験は何ですか
  • 今の役割を続けながら試せる仕事や見学の機会はありますか
  • 異動の希望について、いつ誰に伝えるのがよいですか
  • 現時点で希望する役割が難しい場合、どんな条件が必要ですか

次に確認することを合意する質問

  • 優先する目標と、後に回せる業務を確認できますか
  • 必要な支援について、どなたに相談すればよいですか
  • 今日決まらなかった点を、いつ再確認できますか
  • 次回までに私が用意するものと、上司に確認いただくことを分けられますか
  • 今日の合意を、どの記録でお互いに確認できますか

質問の答えを急いで自分の希望に合わせる必要はありません。上司がその場で確認できないときは、返答する人と時点を決めておくと、曖昧なまま終わらずに済みます。

質問リストを見ながら、面談の相手と穏やかにうなずき合っている場面のイラスト

面談の形式によって 準備の仕方を少し変える

面談と一言で言っても、会社によって形式が異なります。

定期的な1on1の場合

普段の相談が中心なら、その日の困りごとや話したいことを優先します。この記事の評価質問をすべて持ち込まず、正式な評価の説明が必要な場合は、別に確認する時間を相談してください。

半年に1度など 評価と結びついた面談の場合

評価と結びついた面談では、目標の進み具合を具体的な数字や場面で説明できるように準備しておくと、話がスムーズに進みます。

質問の中では、評価の見られ方に関するものを優先して聞いておくと、次の期間の動き方が見えてきます。

上司が変わった直後の面談の場合

上司が変わった直後は、お互いにまだ相手のことをよく知らない状態です。

この場合は、キャリアやチームのことについての質問を通じて、新しい上司がどんな考え方をする人なのかを知る時間として使うこともできます。

カレンダーに「1on1」「評価面談」など複数の予定が書き込まれ、それぞれに小さな付箋がついているイラスト

面談の場で緊張してしまうときの対処

緊張するときの準備。メモを見て話す、未整理の点を伝える、最初に目的を確かめる

準備をしていても、いざ面談の場に座ると、考えていたことが出てこなくなることがあります。

質問はメモを見ながら聞いてよい

覚えておこうとせず、質問を紙やスマホに書いておいて、そのまま見ながら聞いても問題ありません。

用意してきたことが伝わるほうが、覚えていることより大事です。

答えられない質問には 正直にそう伝える

聞かれたことにすぐ答えが出ない場合は、「いまはまだ考えがまとまっていません」と伝えるだけで十分です。

その場で無理に答えを作る必要はありません。

面談の目的を 最初に確認してもよい

面談が始まってすぐに、「今日はどんなことを中心に話したいと考えていますか」と聞いてみると、お互いの前提がそろい、話が進めやすくなります。

面談で言わないほうがよいこと

伝える内容を分ける。起きた事実を書く、自分の受け止めを書く、望む対応を添える

面談は率直に話す場ですが、伝え方によっては、意図と違う受け取られ方をすることがあります。

事実と自分の受け止め方を分ける

人の性格を決めつけるより、いつ何が起きたかと、自分の仕事への影響を伝えます。確認に必要な相手や出来事を伏せる必要はありません。希望する対応があれば、事実とは分けて添えます。

通常の面談では扱いにくい問題は、社内で定められた相談先も選択肢です。伝え方が完成するまで相談を待つ必要はありません。

その場しのぎの答え

聞かれたことに、思ってもいないことをその場で答えてしまうと、あとで話が食い違うことがあります。

「いまはまだ考えがまとまっていない」と正直に伝えるほうが、次の面談につながります。

面談の場だけで終わらせる前提の話

面談で話したことが、その場限りで終わってしまうと感じると、話す意欲が下がってしまいます。

面談のあと、どう活かされていくのかを確認しておくと、次の面談への準備にもなります。

言いにくいことを切り出す言い方の例

言いにくいことの相談。業務量の調整、進め方の確認、評価の理由、役割を変える希望

業務量が多いことや、進め方への違和感など、上司に直接言いにくいことほど、面談は伝える機会になります。そのまま伝えると角が立ちそうなときに使える、切り出し方の例を4つ挙げます。

業務量が多いと伝えたいとき

「最近、抱えている件数が増えていて、優先順位の付け方を一緒に確認したいです」のように、量そのものより「一緒に確認したい」という形で切り出すと、相談として受け取られやすくなります。

進め方に違和感があるとき

「いまのやり方に慣れてきた部分もあるのですが、別のやり方も試してみたいと思っています」のように、否定から入らず、試したいという前向きな形にすると伝わりやすくなります。

評価に納得できていないとき

「前回の評価について、どこを見てそう判断されたのか、もう少し詳しく知りたいです」のように、不満ではなく確認したいという形にすると、対立ではなく対話になります。

異動や役割の変化を希望するとき

「いまの仕事にもやりがいを感じていますが、別の役割にも関心が出てきています」のように、いまを否定せずに関心の広がりとして伝えると、聞く側も受け止めやすくなります。

合意したことと未確認のことを分けて残す

面談後の記録3点。確認できたこと、未決の点と確認担当、自分の行動と必要な支援

面談が終わったら、上司の言葉を自分の解釈だけで補わず、合意事項と確認待ちの点を短く残します。「期待しています」という言葉だけでは、具体的な担当が決まったとは限りません。

残しておくとよい3点

  • 評価や役割について確認できたこと
  • 決まらなかった点と、誰がいつ確認するか
  • 次回までに自分が行うことと、必要な支援

正式な評価や業務の合意は、勤務先の指定する記録で確かめてください。自分の気持ちを振り返るメモは別にして、「驚いた」「次は質問したい」など本人の言葉を残すことができます。

自分の希望と会社へ確認することを分ける

自分の希望を整理する。実績の振り返り、今後の働き方の希望、会社へ確認する条件

面談前には、実績の整理と、自分が今後どう働きたいかを別々に書くと、話したい内容を選べます。評価が気になることと、今の役割を続けたいかどうかも、同じ答えになるとは限りません。

たとえば「新しい役割を経験したい」と「今は業務量を調整したい」が同時にあっても構いません。矛盾を消すために一方を隠すより、どの順番なら取り組めるかを考え、会社の条件を聞く材料にします。

自分と話すノートを無料で始めると、自分が大事にしたいことや、面談で聞いてみたいことを一般的な言葉でメモにできます。人事資料や案件の詳細を移さず、自分の考えを整理する場所として使ってください。

自己評価の根拠を一枚にする記入例

自己評価の根拠メモ。当初の目標を書く、自分の行動を残す、結果と条件を分ける、確認する質問を選ぶ

評価への納得感だけを話すと、どの点を確認すればよいか曖昧になります。判断の材料を小さく分けて用意します。厚生労働省の職業能力評価シートの説明でも、自己評価と上司評価が異なる項目について、具体的な行動例と理由を明らかにする進め方を示しています。自社の制度をこのシートへ置き換えるのではなく、事実と理由を確かめる視点として参考にできます。

書く欄 説明用の架空例
当初の目標 問い合わせ対応の手戻りを減らす
自分が行ったこと 確認項目を整理し、担当案件で使った
結果を確認できる記録 導入前後の差し戻し件数と理由
変わった条件 途中で対象となる問い合わせが増えた
上司へ聞くこと 件数の変化と対象の増加を、どう区別して見ていますか

自分が担当したことと、チーム全体の成果を分けて書くことも大切です。誰の貢献かを競うためではなく、自分の役割がどこにあったかを説明するためです。数字が出ない仕事なら、引き継ぎを整えた、確認の漏れを見つけたなど、観察できる動作を材料にします。

その場で評価が変わると約束されるものではありません。理由が分かったこと、事実を調べ直すこと、制度として決まっていることを区別して残すと、次に何を確かめるかが見えてきます。

面談前日までにやる準備の手順

面談の直前になって慌てないように、前日までにやっておく準備を手順にしてみます。

デスクの上に「3日前」「前日」「当日朝」と書かれた3枚の付箋が並び、それぞれにチェックマークが入っている様子

3日前 出来事を箇条書きで書き出す

面談の3日ほど前に、前回の面談以降にあった出来事を、思いつくまま箇条書きにします。うまくいったこと・困ったこと・印象に残っていることを、ひとまず順不同で構いません。

この段階では整理しようとせず、書き出す数を増やすことを優先します。数週間分の出来事は、時間が経つほど記憶からこぼれ落ちていくためです。

前日 メモを1枚にまとめる

書き出した箇条書きの中から、話したいことを絞り込み、1枚のメモにまとめます。

メモの作り方は、次の3つを分けて書くとまとまりやすくなります。

  • 目標の進み具合(数字と具体的な場面を1つずつ)
  • 困っていること(困りごと+自分としてはこうしたいという希望)
  • 聞きたい質問(20の質問例の中から2〜3個)

紙でもスマホのメモでも構いませんが、面談の場でそのまま見返せる形にしておくことが大事です。

当日朝 話す順番を決めておく

当日の朝、メモを見返しながら、話す順番を決めておきます。

話す順番の目安は、次の流れです。

  1. 前回の面談からの進み具合(結論から先に)
  2. 困っていること(希望とセットで)
  3. こちらから聞きたい質問

結論から先に話す順番にしておくと、時間が短くなった場合でも、いちばん伝えたいことが漏れずに済みます。

時間が短いときの優先順位

最初に「今日確認したいことはこれです」と目的を伝え、その議題を扱う時間を確保します。評価の説明、異動希望、急いで相談したい困りごとのどれが先かは、面談の目的と状況で変わります。

残り時間が少なければ、詳しい説明を省く代わりに、別の確認機会を決めます。重要な困りごとを、進捗報告のために必ず後回しにする必要はありません。

面談の頻度が少ない職場での準備の仕方

面談が少ない職場の準備。期間中の記録を残す、実績を振り返る、質問を絞って持ち込む

年に1度か2度しか面談がない職場もあります。

面談の回数が少ない場合、1回あたりの重みが大きくなるので、準備の仕方を少し丁寧にしておくと安心です。

半年分の出来事を 先にざっと振り返っておく

面談の直前に慌てて思い出そうとすると、印象に残っていることしか出てこなくなります。

数週間前から、カレンダーやメモを見返して、取り組んだことや変化があったことを箇条書きにしておくと、当日の話がしやすくなります。

聞きたい質問は 事前に3つまで絞っておく

面談の回数が少ない分、聞きたいことも多くなりがちです。

20の質問の中から、いまいちばん知りたいものを3つまで絞っておくと、限られた時間の中でも深く聞けます。

面談がない期間も 記録だけは残しておく

次の面談がいつになるか分からない場合でも、気づいたことや困ったことをそのつど短くメモしておくと、面談のときにまとめて話せます。

記録は、面談のためだけでなく、自分の考えの変化を後から振り返る材料にもなります。

まとめ

次の面談へつなげる。実績を具体化する、評価と役割を確かめる、未決の点を残す

上司との面談では、目標の進み具合・困っていること・これからやりたいことの3つが、よく聞かれるテーマです。

聞かれるのを待つだけでなく、仕事の進め方・評価の見られ方・キャリア・チームのことについて、こちらから20の質問の中から選んで聞いてみると、面談の時間をより自分のために使えます。

面談が終わったら、伝わった言葉と、次に試したいことを数行でメモに残しておくと、次の面談への準備になります。

面談の前に、自分がいま何を大事にしたいのかを整理しておきたい方は、自分と話すノートを試してみてください。

毎日ひとつの問いに答えるだけで、自分の価値観軸が少しずつ見えてきます。

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