チャットボット作成代行の費用相場と依頼先の選び方【発注する企業向け】

チャットボット作成代行の費用相場と依頼先の選び方のアイキャッチ画像
この記事の監修・執筆:鶴田 洋(つるた ひろし/株式会社Rin 代表)
ギャラップ認定クリフトンストレングスコーチ(2025年取得・Gallup公式プロフィール)。東証プライム企業で管理職を経験したのち、株式会社Rinを設立。営業資料をAIチャットにして配る「きける資料」を自社で制作・運用しており、発注する側と受ける側の両方の実務を見てきました。
この記事は、チャットボットの作成を外部に任せたい企業の担当者に向けて書いています。代行の仕事を受注して稼ぐ方法を探している方に向けた内容ではありません。費用の見方・依頼先の選び方・契約前の確認事項という、発注する側の実務だけを扱います。

チャットボットを入れたい。けれど、シナリオを書く人も、Q&Aを整理する人も社内にいない。この状態で「作成代行」を探し始める会社はとても多いです。

最初に結論をお伝えします。チャットボット作成代行で成否を分けるのは、作る費用ではなく、公開したあとに答えを直し続ける工程が契約に入っているかどうかです。ここが抜けたまま発注すると、公開して数か月で誰も使わないボットが残ります。

この記事では、費用相場の内訳、依頼先4種類の違い、発注前に社内で決めること、渡す材料、進み方の6ステップ、よくある失敗5パターン、契約前に確認する12項目までを、公開されている一次情報の数字を添えて整理します。

目次

チャットボット作成代行とは何を任せられるサービスか

チャットボット作成代行に含まれる設計・原稿・設定・テスト・改善の5工程を並べた図

チャットボット作成代行は、チャットボットを動かすまでに必要な作業を、外部の会社や個人がまとめて引き受けるサービスです。ツールの契約だけを代わりにやってくれるものではありません。

代行に含まれることが多い作業

会社によって範囲は違いますが、次の作業が中心になります。

  • 目的と対象の整理:誰の、どの質問に答えるボットにするかを決める
  • Q&Aの設計:既存のFAQ・問い合わせ履歴・資料から想定質問と回答を作る
  • シナリオまたはAIの回答範囲の設定:どこまで答えさせ、どこから人につなぐかを決める
  • ツールへの登録と表示設定:デザイン・設置場所・起動条件
  • テストと修正:実際に質問を投げて、答えのずれを直す

代行に含まれないことが多い作業

見積もりの外に置かれやすいのは、公開後の作業です。質問ログの確認、答えられなかった質問の洗い出し、回答の追加と修正、月ごとの効果測定。この4つが契約書のどこにも書かれていない見積もりは、実質「作って納品するまで」の契約です。

作成代行と設定代行と運用代行の違い

言葉が混ざりやすいので、先に整理します。作成代行は中身(Q&Aやシナリオ)を作るところまで、設定代行はツールへの登録作業が中心、運用代行は公開後の改善まで含みます。見積もりを比べるときは、この3つのどれを指しているのかを最初に確かめてください。同じ「代行」でも作業量が数倍違います。

受注側の情報と発注側の情報は分けて読む

「チャットボット 作成 代行」と検索すると、代行の仕事を受注して収入を得る方法を紹介する記事も混ざって出てきます。そこに書かれている単価は、フリーランスが受け取る報酬の話であって、企業が支払う総額の相場ではありません。発注側が見るべき数字は次の章にまとめます。

チャットボット作成代行を検討する典型的な3つの状況

チャットボット作成代行を検討する3つの状況と、それぞれに必要なものの一覧

発注の相談が起きる場面は、だいたい次の3つに分かれます。自社がどれに当たるかで、選ぶべき依頼先が変わります。

1. 問い合わせ対応に人手が足りない

同じ質問が毎日届き、その一次対応で担当者の時間が溶けている状態です。この場合に必要なのは、過去の問い合わせ履歴を読み込んでQ&Aに変える作業で、材料は社内にあります。

2. ツールは契約したがシナリオが書けない

月額のチャットボットツールを契約したものの、設問の分岐をどう組めばいいか分からず止まっているケースです。必要なのは開発ではなく設計と原稿なので、設定代行で足ります。

3. 営業や商談の場で使いたい

問い合わせ削減ではなく、送った提案資料に相手が質問できるようにしたい、という相談です。社内向けのFAQボットとは設計思想が違い、答えるべきは「導入したらどうなるか」「うちの場合はどうか」という検討中の質問になります。社内向けにAIを入れる場合の決め方は、AIコーチの法人導入で先に決めておくことにまとめています。

チャットボット作成代行の費用相場は初期費用と月額に分けて見る

チャットボット作成代行の初期費用と月額費用を天秤で比べた図

見積もりを比べるときは、必ず初期費用と月額を分けて並べてください。初期が安くても月額が高い形、初期に集中して月額が軽い形、どちらもあります。

公開されている費用相場は、シナリオ型(あらかじめ決めた分岐で答える型)とAI搭載型で大きく違います。

種類 初期費用 月額費用 出典
AI非搭載(シナリオ型)0〜10万円0〜5万円リコー
AI搭載10〜100万円10〜50万円リコー
シナリオ型(別の集計)0円〜1,500円〜Helpfeel
AI搭載(別の集計)20〜50万円10〜50万円Helpfeel

出典=リコー「チャットボット導入費用はどれくらい?」Helpfeel「チャットボットの導入費用は?」(いずれも2026年8月12日確認)。

初期費用に何が入っているかを確かめる

リコーの記事は、初期費用が無料または安い場合について「シナリオ作成などを自社で行う必要があるため、担当者の工数がかかる点に注意が必要です」と指摘しています。初期0円は、作る作業が自社に残っているという意味であることが多いと考えて見積もりを読んでください。

月額に運用支援が入っているかを確かめる

月額には、ツールの利用料だけの場合と、FAQの追加や利用状況の分析といった運用支援まで含む場合があります。同じ月額3万円でも中身がまったく違うので、月額の内訳を1行ずつ書いてもらうのが確実です。

チャットボット作成代行の料金が動く6つの要因

チャットボット作成代行の料金が動く6つの要因を安い側と高い側で並べた図

見積もりの差は、次の6つでほぼ説明がつきます。相見積もりで金額が開いたときは、この順に確かめてください。

  • 回答の型:決めた分岐だけで答えるか、AIが文章で答えるか
  • Q&Aの件数:30件と300件では設計の手間が10倍近く変わる
  • 元になる資料の状態:整ったFAQがあるか、ゼロから聞き取るか
  • 連携の有無:既存システム・在庫・予約・チャットツールとつなぐか
  • 対応チャネル:自社サイトだけか、LINEやメールも含むか
  • 公開後の改善の範囲:月に何回まで修正できるか

この6つを先に社内で決めてから声をかけると、見積もりの精度が上がり、比較もしやすくなります。

チャットボット作成代行の公開されている料金の実例

料金を公開しているチャットボットサービス6社の初期費用と月額の比較表

相場の幅だけでは判断しにくいので、料金を公開しているサービスの実例を並べます。金額はすべて出典ページの表記のままで、2026年8月12日に確認したものです。

サービス 初期費用 月額 出典
FirstContact0円有人対応のみ2,980円/AI対応15,000円〜FirstContact
ChatPlus0円ミニマム1,980円/AIチャットボットプラン17万円〜FirstContact
sAIChat30万円8万円〜FirstContact
SYNALIO100万円マーケティングプラン15万円/エンタープライズプラン20万円FirstContact
GoQSmile30,000円10,000〜20,000円Helpfeel
SHIRITAI(構築代行)8時間以内の作業で一律10万円(税抜)問い合わせ制SHIRITAI

出典=FirstContact「チャットボット導入におけるコスト・費用・料金のイメージ」HelpfeelSHIRITAI公式

並べると分かるのは、ツールの利用料と、作る作業の代金は別のお金だということです。月額1,980円のツールを契約しても、中身を作る人がいなければ動きません。作成代行の見積もりは、この「中身を作る代金」を買っている契約だと考えると読み違えが減ります。

チャットボット作成代行の依頼先は大きく4種類

フリーランス・制作会社・ツールベンダー・専業サービスの4つの依頼先を並べた比較図

どこに頼むかで、金額も、続き方も変わります。4種類の性格を先に押さえてください。

依頼先 向いている場面 気をつけること
フリーランス・クラウドソーシング小さく試したい。すでにQ&Aが手元にある担当者1人に依存する。長期の改善は続きにくい
制作会社・システム開発会社既存システムとの連携がある。要件が固まっている初期費用が大きくなりやすい。要件変更に費用が乗る
ツールベンダーの導入支援そのツールを長く使う前提があるそのツールの範囲でしか提案が出ない
目的特化の専業サービス用途が1つに決まっている(営業資料・採用・予約など)用途の外には広げにくい

フリーランスに頼むときの見極め方

ランサーズやココナラには、チャットボット開発やノーコードツールの構築を請け負う出品が多数あります(ランサーズのチャットボット開発カテゴリココナラのAIチャットボット外注カテゴリ)。金額は抑えやすい一方で、納品後に連絡が取れなくなると自社で直せなくなるのが最大の弱点です。管理画面のアカウントを自社名義で作り、編集権限を自社が持つ形にしておいてください。

制作会社に頼むときの見極め方

提案書の分量ではなく、過去に作ったボットが今も動いているかを聞いてください。公開中のURLを見せてもらい、実際に質問を投げてみるのがいちばん早い確認方法です。

ツールベンダーの導入支援を使うときの見極め方

初期費用に導入作業が含まれているかどうかは、サービスによって分かれます。含まれない場合、シナリオ作成の工数は自社に残ります。初期費用の説明に「シナリオ作成」「FAQデータ作成」の文言があるかを確認してください。

目的特化の専業サービスを使うときの見極め方

用途が1つに決まっているなら、汎用のチャットボットより設計が早く終わります。中小企業向けの設定代行に絞ったサービスもあり、たとえばクロトのチャットボット設定代行は法人向け商材やECを扱う中小企業を対象にしています(料金は問い合わせ制)。

チャットボット作成代行の依頼先を選ぶ3つの基準

依頼先を選ぶ3つの基準と、そのまま先方に聞く言葉の例

比較表を作る前に、判断の軸を3つに絞ると迷いが減ります。

  1. 公開後に直せる体制があるか:月に何回まで、どのくらいの速さで直せるか
  2. 編集権限が自社に残るか:契約が終わっても中身を触れるか
  3. 目的に対する提案があるか:機能の説明ではなく、誰のどの質問に答えるかを語れるか

AIを使ったツールを比べるときの見方は用途が違っても共通しています。評価軸の立て方はAIコーチングアプリの比較と選び方でも同じ考え方で整理しているので、比較表を作るときの参考になります。

チャットボット作成代行に頼む前に社内で決める5つのこと

チャットボット作成代行に頼む前に社内で決める5つのこと

この5つが決まっていない状態で相談すると、見積もりが幅を持ち、比較もできません。逆に決まっていれば、相談の初回で金額がほぼ固まります。

1. 目的を1つに絞る

問い合わせを減らすのか、商談を増やすのか、社内の質問対応を軽くするのか。1つのボットに2つの目的を持たせると、どちらも中途半端になります

2. 答える相手を決める

既存のお客様か、検討中の見込み客か、社員か。相手が変われば、想定質問も、答えの丁寧さも変わります。

3. 答えられない質問をどこへ流すか決める

すべてに答えるボットは作れません。答えられないときにどうするかを先に決めておくと、設計が一気に楽になります。問い合わせフォーム、電話、日程調整のページ、どれにつなぐかを決めてください。

4. 社内の担当者を1人決める

Q&Aの内容を判断できる人が1人必要です。この人が決まらないと、代行側は確認待ちで止まります。

5. 予算を初期と月額に分けて置く

初期だけに予算を置くと、公開後の改善が予算切れで止まります。初期と月額を最初から分けて確保すると、育てる工程まで契約に入れられます。

チャットボット作成代行に渡す材料の準備リスト

チャットボット作成代行に渡す材料の準備リスト5点

手元にあるものを先にそろえておくと、初期費用が下がることがあります。ゼロから聞き取る作業がなくなるためです。

  • 既存のFAQページ・よくある質問の一覧
  • 過去の問い合わせメールや電話メモ(直近3か月分あれば十分)
  • サービス紹介資料・料金表・利用規約
  • 担当者が口頭で説明している内容のメモ
  • 答えてはいけないこと・言い方に注意が要ることの一覧

最後の項目を忘れないでください。言ってはいけないことのリストは、言うべきことのリストと同じくらい大事です。医療・金融・法律に関わる業種では特に効きます。

チャットボット作成代行の進み方を6ステップで把握する

チャットボット作成代行の進み方を6ステップで示したフロー図

会社によって呼び方は違いますが、流れはおおむね共通しています。どの工程に何日かかるかを見積もり時に聞いておくと、社内のスケジュールが立ちます。

  1. ヒアリング:目的・相手・答える範囲を決める
  2. 材料の受け渡し:資料とFAQを渡す
  3. 設計:想定質問と回答、答えられないときの逃がし先を作る
  4. 制作と設定:ツールに登録し、表示や起動条件を整える
  5. テスト:社内の複数人で実際に質問し、ずれを直す
  6. 公開と初期の見直し:公開直後の質問ログを見て手を入れる

テスト工程を省く見積もりには注意してください。作った人だけがテストしたボットは、作った人が想定した質問にしか答えられません。現場の人を2〜3人入れて質問を投げると、抜けが一度に見つかります。

チャットボット作成代行でよくある失敗5パターン

公開したまま使われないチャットと電話対応が続く現場を対比したイラスト

1. 目的が2つ以上ある

問い合わせ削減と商談獲得を1つのボットに載せると、答えのトーンが定まりません。分けて作るほうが結果的に安く済みます。

2. 想定質問が社内の言葉で書かれている

お客様は社内用語で質問しません。問い合わせ履歴に出てくる実際の言い回しをそのまま拾うのが、いちばん確実な設計方法です。

3. 答えられないときの出口がない

「分かりません」で終わるボットは、一度使われて二度と使われません。人につなぐ導線を必ず1本用意してください。

4. 編集権限が代行側にしかない

料金を1文字直すだけで依頼と待ち時間が発生する形は、運用が続きません。自社で直せる範囲を契約時に決めてください。

5. 公開して終わりになっている

これがいちばん多く、いちばん大きい失敗です。次の章で分けて扱います。

チャットボット作成代行の最大の落とし穴は公開して終わりにすること

公開後も手を入れて育てる工程を芽に水をやる様子でたとえたイラスト

チャットボットは、公開した日がいちばん精度の低い日です。作った時点の想定質問は、あくまで社内の想像だからです。

実際に使われ始めると、想定していなかった聞かれ方が必ず出てきます。「導入までに何日かかりますか」「うちの規模でも使えますか」「他社とどう違いますか」。この答えられなかった質問こそが、次に足すべき答えの一覧です。

Helpfeelの記事も、AI型の運用費用が高くなる理由として「データ分析や継続的な学習を必要とするため」と説明しています。運用にコストがかかること自体が、育てる工程が必要だという裏づけです。

使われなくなるまでの典型的な流れ

公開直後は物珍しさで質問が来ます。そこで的外れな答えが2回続くと、その人はもう開きません。社内でも「あれ、使えないよね」という評価が定着し、担当者が異動して誰も見なくなる。ここまでが半年ほどで進みます。

止めるには工程を契約に入れる

気合いや心がけでは止まりません。質問ログを見る人と、直す頻度を、契約の中に書いておくのが唯一の方法です。次の章の4工程をそのまま見積もり依頼に貼って使ってください。

チャットボット作成代行のあとに回す改善サイクル4工程

公開後の改善サイクル4工程と、頻度の目安・担当を決める表

公開後にやることは、この4つだけです。多くはありません。決めておかないと誰もやらない、というだけの話です。

工程 やること 頻度の目安
1. 見る質問ログを全部読む。件数ではなく中身を読む月1回
2. 拾う答えられなかった質問と、答えがずれた質問を書き出す月1回
3. 直す回答を追加・修正する。元の資料側も直す月1回
4. 確かめる直した質問をもう一度投げて、答えが変わったか見る直した都度

この4工程を代行側が引き受ける形にしているサービスもあります。たとえば株式会社Rinの質問ログを毎月分析して資料と回答を直す「きける資料」は、月次レポートで答えられなかった質問を洗い出し、資料と回答の改善案まで出す形にしています。選ぶかどうかは別として、この形が契約に入っているかどうかを確認の基準にしてください。

チャットボット作成代行の契約前に確認する12項目

契約前に確認する12項目を費用・作る量・記録と権限・出口の4つの束に整理した図

そのまま先方に送れる形にしました。返答が曖昧な項目が3つ以上あるときは、いったん保留するのが安全です。

  1. 初期費用に含まれる作業を1行ずつ書いてもらえるか
  2. 月額に含まれる作業を1行ずつ書いてもらえるか
  3. Q&Aは何件まで作るか。超えた場合の追加費用はいくらか
  4. 公開後の修正は月に何回まで無償か
  5. 修正の依頼から反映までの日数はどのくらいか
  6. 質問ログは自社で全部見られるか
  7. 管理画面の権限は自社名義になるか
  8. 契約終了後、作ったQ&Aのデータを持ち出せるか
  9. 最低契約期間と解約の通知期限はいつか
  10. 使っているAIやツールの名前を教えてもらえるか
  11. 個人情報が入力された場合の扱いはどうなるか
  12. 公開中の制作事例を実際に触らせてもらえるか

特に7番と8番は後から効いてきます。データが自社に残る形かどうかで、乗り換えの自由度が決まります。

チャットボット作成代行の見積書で必ず見る5つの欄

チャットボット作成代行の見積書で必ず見る5つの欄と、その見るところ

総額だけを見比べると判断を誤ります。次の5つを横に並べてください。

  • 設計費:想定質問と回答を作る作業の代金。ここが安すぎる見積もりは中身が薄い
  • ツール利用料:代行費とは別のお金。自社契約か、代行側の契約かも確認する
  • テスト費:計上されていないなら、テストを誰がやるのかを聞く
  • 保守・改善費:月額の中か、別建てか
  • 追加作業の単価:Q&A1件あたり、修正1回あたりの金額

チャットボット作成代行の相見積もりは3社までにする

相見積もりを種類の違う3社に絞る理由と、添える資料の一覧

比べる相手が増えるほど判断は難しくなります。種類の違う3社から取るのがちょうどよい形です。たとえばフリーランス1社、制作会社1社、目的特化のサービス1社。同じ種類から3社取っても、違いが金額しか出てきません。

依頼するときは、この記事の「社内で決める5つのこと」と「12項目」をそのまま添えてください。同じ条件で書いてもらうと、金額の差が何の差なのかが読めるようになります。

チャットボット作成代行を営業と商談に使うときの考え方

問い合わせ対応のボットと営業で使うボットの設計の違いと、答えの範囲の3段階

問い合わせ対応のボットと、営業で使うボットは、設計が別ものです。

問い合わせ対応はすでに買った人の困りごとに答えます。営業で使う場合はまだ買っていない人の迷いに答えます。「うちの規模でも合いますか」「導入したら何が変わりますか」「他社と何が違いますか」。この種の質問は、FAQには載っていないことがほとんどです。

営業用なら答えられない質問こそ価値がある

検討中の人が聞いてくる質問は、そのまま断る理由の候補です。ここが見えると、資料そのものを直せます。営業資料をそのままAIチャットにして配る営業資料の丸ごと代行「きける資料」は、この考え方で作っています。人数課金ではない固定料金(初期49,800円・月額19,800円/いずれも税込)で、資料を渡すと制作から月次の改善までを引き受ける形です。

営業用は答えの範囲を狭く設計する

検討中の相手に向けたボットで大事なのは、知らないことを言わないことです。資料に書いてあることは答える、可能性の話は可能性として伝える、それ以外は人につなぐ。この3段階を先に決めておくと、営業の現場で安心して配れます。

チャットボット作成代行の効果をどう測るか

チャットボットの効果を測る4つの数字と、最初の3か月に見る指標

「問い合わせが減ったか」だけを見ると、判断を誤ることがあります。次の4つを並べて見てください。

  • 質問された件数:そもそも使われているか
  • 答えられた割合:中身が足りているか
  • 人につないだ件数:導線が機能しているか
  • 同じ質問の再発:直した効果が出ているか

公開から最初の3か月は、件数よりも答えられなかった質問の数が減っているかを見るのがおすすめです。この数字が下がっていれば、育っている証拠になります。

チャットボット作成代行に関するよくある質問

チャットボット作成代行についてよくある質問と回答をまとめたカード

チャットボット作成代行の費用はいくらから頼めますか

公開されている相場では、シナリオ型なら初期0〜10万円・月額0〜5万円、AI搭載型なら初期10〜100万円・月額10〜50万円という幅が示されています(リコー・2026年8月12日確認)。実際の金額はQ&Aの件数と改善の範囲で大きく変わるため、この幅は目安として使ってください。

チャットボット作成代行はどのくらいの期間で使えるようになりますか

材料がそろっているかで変わります。既存のFAQがある場合は数営業日から、ゼロから聞き取る場合は1〜2か月かかることもあります。見積もり時に、工程ごとの日数を聞いておくと社内調整がしやすくなります。

チャットボット作成代行を頼むときに社内で用意するものは何ですか

既存のFAQ、直近の問い合わせ履歴、サービス資料、そして内容を判断できる担当者1人です。この4つがあれば相談は始められます。

チャットボット作成代行を頼んだあと自社で更新できますか

契約によって分かれます。自社で更新したい場合は、管理画面のアカウントを自社名義にすること、編集できる範囲を契約書に書くことの2つを、発注前に決めておいてください。

チャットボット作成代行とツールの契約はどちらが先ですか

目的の整理が先です。ツールを先に契約すると、そのツールでできる範囲に設計が縛られます。誰のどの質問に答えるかを決めてから、それに合うツールを選ぶ順番のほうが、やり直しが減ります。

チャットボット作成代行を使わず自社で作ることはできますか

できます。ノーコードのツールを使えば設定作業そのものは難しくありません。分かれ目は、想定質問と回答を書き切る時間を社内で確保できるかです。ここに30〜50時間かけられるなら、自社で作る選択も十分に成り立ちます。

チャットボット作成代行を選ぶ順番のまとめ

チャットボット作成代行を選ぶ順番を5ステップで整理した図

最後に、判断の順番だけを整理します。

  1. 目的を1つに決める:問い合わせ削減か、商談か、社内対応か
  2. 材料をそろえる:FAQ・問い合わせ履歴・資料・担当者1人
  3. 種類の違う3社に相見積もりを出す:同じ条件を添えて出す
  4. 12項目で確認する:特に権限とデータの持ち出し
  5. 改善の工程が契約に入っているものを選ぶ:ここが分かれ目になる

チャットボットは、作る道具ではなく育てる道具です。作成代行を選ぶときも、うまく作れる相手より、一緒に直し続けられる相手を選ぶほうが、1年後の結果が変わります。

営業や商談の場面で使いたい場合は、資料を渡すだけで制作から月次の改善まで引き受けるきける資料のサービス内容と料金もご覧ください。自社で作るか、任せるかを決める材料になります。

チャットボット作成代行の記事で参照した出典

この記事で参照した出典を解説記事・公式サイト・発注プラットフォームの3種類に整理した図

各ページの内容は2026年8月12日に確認したものです。料金は改定されることがあるため、発注前に各社の公式ページで最新の金額をご確認ください。

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